吾妻山

吾妻山は、相模湾に近い標高136.2mの低山です。吾妻山公園として整備されており、山頂からは360度の大パノラマ、箱根、丹沢、富士山が手に取るような近さに感じられます。南に広がる相模湾は、晴れた日には大島や初島も見ることができます。

タイトル
前ページへ戻る
五本松跡の峠から1時間10分ほどで城前寺に着きました。城前寺は曽我兄弟の遺骨をおじの宇佐美禅師がこの地に携え、菩提を弔ったのが始めとされ、曽我城の大手前に位置するのでこの名になったそうです。曽我兄弟の曽我兄弟の供養塔があります。境内の紅梅が見事でした。
城前時から10分ほどで下曽我駅に着きました。天気に恵まれた長閑なハイキングでした。
果樹園の間の農道からはずっと雪を頂いた富士山が大きく見えています。
五本松跡の峠から曽我に下るとすぐにミカンと梅の果樹園が広がります。梅の花はもう咲き始め、梅の香が漂います。
昼食を摂ったT字路から20分ほどで五本松跡に着きました。松の大木が5本あったことから名が付いたそうです。最後の松も明治の終わりごろに枯れてしまったそうです。いくつもの街道が交わる重要な峠だったそうですが、確かに複雑な五差路になっています。峠を少し登ると、吾妻山や湘南平の向こうに相模湾、さらに三浦半島、房総半島が望めます。
東海道新幹線をくぐり、小田原厚木道路を跨ぐと沼代桜の馬場です。ここでは、王子神社に奉納された競馬が行われたということです。また、いつの頃か奉納された桜が見事な古木になっています。ここからは、雪を纏った丹沢の山々が望まれます。
吾妻神社に着きました。日本武尊の東征伝説に由来する神社です。入水した弟橘媛命の櫛と小袖が流れ着きそれを埋めて祀ったのが吾妻神社ということです。奉納された河津桜がもう咲いていました。
川勾神社から5分ほどで川勾湯場跡があります。ここは古くから川勾の湯として知られた湯治場で、三階建ての立派な宿があって賑わったそうです。関東大震災で倒壊し、地下水脈も変わったため再建されなかったようです。ここまでは二宮町ですが、すぐ先は小田原市で、下水の蓋も小田原城のデザインです。
吾妻山公園の役場口から登ります。300段の長い階段が続きます。階段の手すりには「150/300」などとテプラが貼られています。今回は浅間神社に寄りました。この吾妻山の浅間神社も曽我兄弟の仇討ちの話と縁があります。曽我兄弟の姉の花月尼が仇討ちの成功を祈り、満願成就に感謝して浅間神社を祀ったということです。
2022.2.21(月)
二宮駅9:30……9:58吾妻山10:10……10:55川勾神社11:00……12:20T字路(昼食)12:50……13:15六本松跡13:20……14:25城前寺14:35……14:45下曽我駅
川勾の湯場跡から1時間ほどで、沼代の王子神社に着きました。新編相模国風土記稿に「若一王子社」とあるそうなので、熊野神社との関係がある古い神社と思われます。
王子神社から15分ほど登って広域農道とのT字路の手前に、絶好の石垣がありここで昼食にしました。近くのミカン農家のおじさんからミカンももらいました。
立派な広域農道を中井方面へ進みます。
吾妻山から45分ほどで川勾神社に着きました。延喜式では二宮明神社とあるそうで、古くは師長の国の一の宮で、相模の国が出来たときに寒川神社が一之宮に川勾神社が二之宮になったそうです。二宮の地名の由来です。
ホームへ戻る
ページのトップへ戻る
公園内には水仙が咲いています。二宮駅から30分ほどで吾妻山山頂の展望台に着きました。菜の花もまだ咲いていました。とにかく天気が良いので展望は最高です。大山からたんざわの山々、富士山、箱根の山々、伊豆の山々と続きます。相模湾から三浦半島まで望めます。